こんにちは。
漬物のあの酸味…乳酸発酵感?が苦手ゆえ、キムチも苦手だが、キムチ味はわりと好きな人間と暮らしている。そんな人間のための定食屋とか天一とかのあのちょっと甘い豚キムチ炒め。
用意するのはキムチの素、みりん、塩コショウ。 材料は豚肉、野菜。玉ねぎだと甘くておいしいので玉ねぎの前提で進める。
うちでは桃屋のキムチの素を使っている。これはニンニクががっつりしているので人間と話す用事がある際には要注意です。
キムチ鍋の素でもいい。でもキムチ鍋の素で作る際は、事前にちょっと煮詰めておいたほうがいい。とろみがついたなぁくらいまで。鍋用なのでさすがに薄味っぽいから。でも煮詰めるときに注意なのが、煮詰めている最中めちゃくちゃ臭くなります。ニンニクやらなにやらがギュッと煮詰まるにおいってこんな臭いのかとびっくりした。換気ちゃんとしましょう。
1、フライパンに油をひいて、玉ねぎが透き通るくらいまで炒める。だいたいのレシピは先に豚肉を炒めるけれど、うちの豚キムチ所望人は玉ねぎのシャキッとした食感がきらい。玉ねぎは意外としぶといから先に炒めて徹底的にくたらせる。
2、玉ねぎがまぁいいやとなったら豚肉を入れる。しっかり火を通す。豚肉の生食は厳禁です。豚肉に火が通ってないせいで一生を棒に振りたくない。
3、塩コショウをかるくふって全体になじませる。
4、キムチの素、みりんを2:1~1:1の割合で入れる。この辺は好みなので味見しながら。私は味見をあまりしないが、これはこれで美味しいし、あれはあれで美味しかったと思っている。当然ながらあんまり水分をいれすぎるとビチョビチョになるのでちょっと少ないかな?と思うくらいでいいと思う。豚キムチ炒めがまずくなることなんてない。
5、完成。別に皿に盛る必要はないけど、もし盛るなら皿は事前に湯で温めておくなどしておくと冷めにくくておいしい。ラーメン屋のひと手間が光る。フライパンのままで提供したほうが手間ないし温かいまま食べられるしで完全に勝利していると思う。ちなみに八幡山の天一の豚キムチ炒めの皿は普通に冷たかった。
一般的なレシピでは玉ねぎに豚肉のうまみを吸わせたいがために豚肉を先に炒めるのか、どうやっても豚肉が生の部分が残らないように玉ねぎよりも先に炒めるのか、その両方なのかはわからないけど、家で食べるレベルの、しかもキムチ味が何にも勝ってしまうような豚キムチ炒めにそこまで細かい調整はいらない!!!とりあえず火を通してしまえば多少焦げてもキムチ味でなんとかなる。
土井先生の言葉を借りると、べつに家庭料理なんておいしくなくてもいいのだ…