IGN JAPANでなかなか高評価だったし、プレイストアで¥330と超お手頃価格だったのでやりました。9.6/10だったんですよ。超高得点。
結論からいうと、期待しすぎた。面白みのないミニゲームをプレイして、どこかで見たようなストーリーを進めていくだけでした。いいところはあるにはあったし、響くひとがいるのもわかるっちゃわかるが。
IGN JAPANスコア9.6という高得点も、レビュアーがクラベさんということでまぁ納得できる。この人には響くゲームだろうなぁ、感性に訴えかけるかんじのゲームが好きな人だと思うので。
私の趣味ではなかった。
プレイストアのレビューで「陽キャ専用ゲーム」という批評があって草だけど、これにめちゃくちゃ同意する。
このゲームでは、フローレンスという女性の恋の話を進めていくのだけど、この恋愛、まぁ幾重にもひねくれた陰キャには自分を重ねられるところが一切ないんですよ。素直な陰キャなら、あぁ、自分もこんな素敵な恋愛してみたいなぁ…なんて思えるのかね。
ふだん光を浴びていない陰キャには眩しすぎて直視できない、ありきたりな青春ストーリーです。ありきたりだからこそ自分と重なるプレイヤーも多くいるでしょう。そういう人たちに響くのはわかる。正直うらやましい!
良かったと思う部分ももちろんあるのでそこは書いときたい。
これ、インタラクティブなビジュアルノベルとしては新鮮な体験だった。ほとんど言葉が出てこないのに、退屈なミニゲームをプレイすることで、フローレンスは退屈な仕事をしてるんだなぁとわかるし、好きな人との会話をすすめるためのパズルゲームははじめはすこし複雑で、次第に簡単になっていくのだけど、緊張でぎこちない会話が、どんどん弾んでいくのがわかる。
これは小説にはできなかったし、選択肢を選ぶタイプのノベルゲームにもなかった(と思う)。インタラクティブをうまくつかった表現で、とても良かった。ただ、このゲームはこの短さだからつまらないミニゲームもギリギリ飽きずにできたけど、長くなると…普通のゲームくらいのボリューム感でこれをやらないといけないとなると無理だなーと思う。そういう意味ではこの超少ボリュームはよかったかも。
あと、ビジュアルもすごく可愛くて好きです。黄色がいい。
響く人、響かない人はハッキリ分かれるゲームだと思うし、私にはてんで響かなかったけど、新鮮な体験ができたのをよかったこととします。
わーい